【2学期始業式】校長講話をアップします。

投稿日時: 2023/09/01 教頭

 みなさんおはようございます。今年は今までにない暑い夏になりました。皆さんはどのように過ごされましたか?

多くの人が、部活動や夏季講習など、大忙しであったと思います。 

 ところで皆さん、私が、1学期の終業式にお話ししたことを覚えていますか?「南稜生、本気を出せよ。」という話をしました。「VUCA」の時代を生き抜くために、本気で何かに取り組んだという経験は非常に重要であるという話をしました。夏休み、何かに本気で取り組めましたか?勉強でも部活でもなんでもいいんです。何かひとつ私は、これだけは一生懸命頑張れたというものをもっていただければそれは、必ず次につながります。勝った負けた、できるできない、成功した失敗したは関係ありません。本気で頑張れたかどうかが問題です。もしなにも頑張れなかったという人は、ぜひ2学期に頑張ってください。

 今日は、この1か月半の夏季休業中の出来事で、私にとって特に印象に残った話を一つさせていただきます。私は、8月の24日、25日に宮城県仙台市で行われた高等学校PTA連合会の全国大会に、本校のPTA会長様、後援会会長様と参加してきました。そこで、仙台育英学園高等学校の野球部監督、須江航先生の講演を聞いてきました。夏の甲子園では、8月23日の決勝で、慶應義塾高校が仙台育英を8対2に破って優勝し、幕を閉じました。その2日後に、仙台にお帰りになった昨年度優勝校、今年度準優勝校の監督のお話を聞く貴重な機会を得ました。昨年の優勝インタビューで「青春ってすごく密なので」というフレーズで有名になった方です。須江先生は、情報科の教員で、データを非常に重要視するそうです。埼玉県の出身で、旧浦和市に生まれ、育ちは比企郡の鳩山町だそうです。どうしても甲子園に出たい一心で高校から仙台育英学園に入学したそうですが、プレーでは芽が出ず、学生コーチ、マネージャーとして過ごし、高校3年生の夏甲子園で準優勝を果たしました。高校卒業後は、八戸大学(現在の八戸学院大学)に進学し野球を続けましたが、大学でも試合に出ることはなく、学生コーチを務めたそうです。大学卒業後の1996年に、母校に附属の秀光中学校ができ、野球部創部にあたり顧問になるよう請われて、中学野球部の監督になったそうです。創部当初はグローブのはめ方さえわからなかった生徒たちを率いておりましたが、9年目の2014年に全中で優勝し、2018年には母校である仙台育英高校の野球部監督に就任、昨年2022年には夏の選抜高校野球選手権大会で全国制覇、今年は準優勝を成し遂げた名監督です。その先生のお話を直接聞く機会がありました。決勝が終わった2日後のことです。まだ疲れているところだったと思いますが、須江先生ははつらつとした姿勢で、全国のPTA関係者に次のような話をしてくれました。『「勝利」や「成功」には再現性がない、しかし「敗北」や「失敗」に再現性がある。失敗をよく分析し、同じミスをしないように繰り返し練習し、次に生かすことこそ大切である』とおっしゃっていました。これは野球だけではありません。あらゆることにあてはまります。須江先生の座右の銘は「人生は敗者復活戦である」とのこと、負けや挫折から学び這いあがることで連続であったそうです。先生曰く「大切なのは挫折との向き合い方である。挫折のない人生なんて存在しないし、もしあったとしてもそんな人生面白くもない。失敗や挫折から学び、今までのやり方を1度変える取り組みをできれば人生大きく変わる。」

また、「物事を成し遂げるのには、情熱と素直さと粘り強さがとても大切である。素直さとは、考え方に柔軟性があり、自分とは意見が違う価値観を面白いと思えること、粘り強さとは、持久力があり、やりきる力があること、慢心しないことである。そして最後は情熱、気合と根性とガッツである。」等々、示唆に富むたくさんの話を聞くことができました。 

 みなさんも夏休み中、様々な試合やコンクール、大会等で失敗やミス、敗北を経験したと思います。ぜひ、その失敗から何かを学び、無駄にせずに次に生かせるようにしてください。これは部活動だけではありません。勉強だって人生だって当てはまることだと思います。

 さて、今日から2学期が始まります。新聞等ではあまり報道されていませんが、この夏季休業中も数々の高校でコロナ感染が確認されています。今日から授業や部活動は通常通り行われますが、引き続き感染防止対策を万全に整えていただきたいと思います。オリーブフェスティバルをはじめ、これから迎える様々な行事を成功させるためにも、その徹底を改めてお願いしたいと思います

 最後にもう一度、言わせていただきます。

 南稜生、本気出せよ。そして自分の考え方を1度だけでいいからプラスの方向に変えてみてください。長い間にはその1度が大きな差となってくるはずです。自分を信じ、仲間を信じて前向きに頑張っていきましょう。

それでは充実した2学期になるよう祈念して、私の話を終わります。